2026年10月現在、世界陸上の男子走り高跳びを振り返るうえで、まず押さえたいのが2025年9月16日に行われた東京大会の決勝結果です。優勝したのはニュージーランドのハミッシュ・カーで、記録は2m36。韓国のウ・サンヒョクが2m34で銀メダルを獲得し、チェコのヤン・シュテフェラが2m31で銅メダルに輝きました。
日本代表は赤松諒一が2m24で8位、瀬古優斗が2m20で10位。2人とも予選を突破して決勝に進みました。この記事では、世界陸上2025東京の男子走高跳決勝順位一覧、日本勢の記録、予選通過条件、歴代優勝者、さらに2026年の主要大会の結果まで、世界陸連(World Athletics)の公式リザルトをもとに整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 東京2025の優勝者:ハミッシュ・カーが2m36を跳び、男子走り高跳びの世界王者に輝いた。
- 日本代表の成績:赤松諒一は2m24で8位、瀬古優斗は2m20で10位だった。
- 2026年の最新動向:世界室内選手権ではオレ・ドロシュチュクが2m30で優勝し、9月のワールドアスレティックス・アルティメット選手権ではジャンマルコ・タンベリが2m37で優勝した。
【東京2025男子走高跳決勝】世界陸上の順位と記録を一覧で確認
世界陸上2025東京の男子走り高跳び決勝は、9月16日に国立競技場で行われました。世界陸連の公式結果によると、ハミッシュ・カーが2m36で優勝。ウ・サンヒョクは2m34で2位となり、3位には2m31を記録したヤン・シュテフェラが入りました。
決勝は、全選手の最高到達記録だけでなく、同じ高さを跳んだ際の試技数や失敗数も順位を左右する種目です。東京大会でも、同記録の選手が複数いるため、記録と順位をセットで確認することが大切です。
| 順位 | 選手名 | 国・地域 | 決勝記録 |
|---|---|---|---|
| 1位 | ハミッシュ・カー | ニュージーランド | 2m36 |
| 2位 | ウ・サンヒョク | 韓国 | 2m34 |
| 3位 | ヤン・シュテフェラ | チェコ | 2m31 |
| 4位 | オレ・ドロシュチュク | ウクライナ | 2m31 |
| 5位 | ジュボーン・ハリソン | 米国 | 2m28 |
| 6位 | サルベシュ・クシャレ | インド | 2m28 |
| 6位 | タイアス・ウィルソン | 米国 | 2m28 |
| 8位 | マッテオ・シオリ | イタリア | 2m24 |
| 8位 | 赤松諒一 | 日本 | 2m24 |
| 10位 | 瀬古優斗 | 日本 | 2m20 |
| 11位 | ユアル・リース | オーストラリア | 2m20 |
| 11位 | トーマス・カルモイ | ベルギー | 2m20 |
| 記録なし | ロメイン・ベックフォード | ジャマイカ | NM |
出典:World Athletics「World Athletics Championships, Tokyo 2025」男子走高跳決勝公式リザルト。NMは有効な記録が残らなかったことを示す表記です。同じ順位の選手は公式結果の順位表記に従っています。
【優勝争いの焦点】カーが2m36で金、ウ・サンヒョクが2m34で銀
東京大会の男子走り高跳びで最大の見どころとなったのは、カーとウ・サンヒョクによる優勝争いでした。ウ・サンヒョクは2m34をクリアして銀メダルを獲得。一方、カーは最終的に2m36を成功させ、ニュージーランドに金メダルをもたらしました。
World Athleticsの大会レポートによれば、カーはシーズン最高の跳躍で2m36を成功させました。2024年パリ五輪の男子走り高跳び金メダリストでもあるカーは、東京で屋外の世界選手権タイトルを獲得。五輪での実績を世界選手権の舞台でも示した形です。
ウ・サンヒョクにとっては、2m34という高水準の記録を残しながら優勝には届かなかったことが、今回の結果を特徴づけています。走り高跳びでは、数センチの差がメダルの色を変えます。2m34と2m36の差はわずか2センチですが、世界一を決めるうえでは決定的な違いになりました。
また、3位のシュテフェラと4位のドロシュチュクはいずれも2m31を記録しました。同じ高さをクリアしても、そこまでの試技内容によって順位が分かれる場合があります。男子走り高跳びの結果を見る際は、最高記録だけでなく、公式リザルトに記された順位にも注目したいところです。
出典:World Athletics「Kerr claims world high jump title in Tokyo」および決勝公式リザルト。
【日本代表の結果】赤松諒一は8位、瀬古優斗は10位
東京2025の男子走り高跳びでは、赤松諒一と瀬古優斗の2人が決勝に進出しました。最終結果は、赤松が2m24で8位、瀬古が2m20で10位です。日本勢が2人そろって決勝の舞台に立ったことは、代表成績を振り返るうえで押さえておきたいポイントです。
赤松諒一:2m24で8位
赤松諒一は決勝で2m24を記録し、8位に入りました。イタリアのマッテオ・シオリも同じ2m24で8位となっています。赤松は予選でも2m25をクリアして決勝に進出しており、予選と決勝の両方で大舞台に臨みました。
決勝で記録した2m24は、メダル争いに加わる選手が跳んだ高さには届かなかったものの、世界選手権の決勝で残した公式記録です。順位を評価する際には、メダルの有無だけでなく、決勝進出という過程と実際の跳躍記録を分けて見る必要があります。
瀬古優斗:2m20で10位
瀬古優斗は決勝で2m20を記録し、10位となりました。予選では2m25をクリアしており、赤松とともに決勝進出を果たしています。決勝の記録は予選より低くなりましたが、決勝は予選通過後に改めて順位を争うラウンドであり、予選の記録がそのまま決勝の成績になるわけではありません。
世界選手権のような一発勝負の大会では、同じ選手でもラウンドごとに記録が変わります。日本代表の結果を比較するときは、予選の通過記録と決勝の最終記録を混同しないことが重要です。
【男子走高跳の予選通過記録】2m30の標準記録と実際の通過ライン
東京2025の男子走り高跳び予選は9月14日に行われました。World Athleticsの公式リザルトでは、予選の自動通過標準記録は2m30と設定され、標準記録をクリアした選手、または記録上位12人が決勝へ進む方式でした。
実際には、赤松諒一と瀬古優斗を含む決勝進出者が2m25をクリアしています。つまり、2m30を跳ぶことが決勝進出の絶対条件だったわけではありません。自動通過標準記録に到達する選手がいない場合などは、規定に従って上位選手が選ばれます。
予選の記録を調べる際は、次の3点を分けて理解すると混乱を防げます。
- 予選の自動通過標準記録:東京2025では2m30。
- 実際の通過記録:赤松、瀬古らは2m25をクリアして決勝へ進出。
- 決勝の最終記録:赤松は2m24、瀬古は2m20。
予選で跳んだ高さが決勝の順位に持ち越されるわけではありません。予選は決勝進出者を選ぶためのラウンドであり、決勝では各選手が改めて試技を行います。この仕組みを押さえると、赤松が予選で2m25を跳びながら決勝では2m24、瀬古が予選で2m25を跳びながら決勝では2m20となった理由を正しく理解できます。
出典:World Athletics「Tokyo 2025」男子走高跳予選公式リザルト。
【世界陸上男子走高跳の歴代優勝者】2013年から東京2025までを振り返る
男子走り高跳びの世界選手権では、開催年によって優勝記録も顔ぶれも変わります。東京2025の2m36を過去の大会と比較すると、世界選手権では2m35を超える記録が優勝争いの中心になる大会が少なくありません。
- 2013年・モスクワ:ボフダン・ボンダレンコ(ウクライナ)が2m41で優勝。
- 2015年・北京:デレク・ドルーアン(カナダ)が2m34で優勝。
- 2017年・ロンドン:ムタズ・エサ・バルシム(カタール)が2m35で優勝。
- 2019年・ドーハ:ムタズ・エサ・バルシムが2m37で優勝。
- 2022年・オレゴン:ムタズ・エサ・バルシムが2m37で優勝。
- 2023年・ブダペスト:ジャンマルコ・タンベリ(イタリア)が2m36で優勝。
- 2025年・東京:ハミッシュ・カーが2m36で優勝。
なかでも2013年のボンダレンコによる2m41は、世界選手権の男子走り高跳びにおける歴代最高の優勝記録として知られています。2019年と2022年にはバルシムが2m37で連覇し、2023年はタンベリ、2025年はカーが頂点に立ちました。
こうした歴代優勝者の推移から分かるのは、世界選手権の優勝記録が一定ではないということです。2m36で金メダルを獲得した東京2025も、過去の優勝記録と比べて評価することで、大会ごとの競争水準が見えてきます。
出典:World Athleticsの世界選手権公式リザルトおよび男子走高跳の大会記録資料。
【2026年最新の陸上競技情報】室内世界選手権とアルティメット選手権の結果
2026年の男子走り高跳びを追う際には、屋外の世界選手権と、室内世界選手権、さらに新設されたワールドアスレティックス・アルティメット選手権を区別する必要があります。それぞれ大会の位置づけが異なるため、優勝者や記録を同じ大会の結果として扱わないことが重要です。
2026年世界室内選手権:ドロシュチュクが2m30で優勝
2026年3月21日にポーランドのトルンで行われた世界室内選手権の男子走り高跳びでは、ウクライナのオレ・ドロシュチュクが2m30で優勝しました。メキシコのエリック・ポルティージョも2m30をクリアしましたが、試技内容による比較で2位となっています。
3位は2m26を記録したジャマイカのレイモンド・リチャーズと韓国のウ・サンヒョク。日本勢では新野智大が2m26で5位、長谷川直人が2m17で11位でした。東京2025の銀メダリストであるウ・サンヒョクが室内世界選手権でも表彰台に立ったことは、2026年の国際舞台を振り返るうえで注目すべき結果です。
2026年アルティメット選手権:タンベリが2m37で優勝
2026年9月13日にハンガリーのブダペストで開催されたワールドアスレティックス・アルティメット選手権では、イタリアのジャンマルコ・タンベリが2m37で優勝しました。米国のジュボーン・ハリソンが2m30で2位、メキシコのエリック・ポルティージョが2m26で3位に入りました。
World Athleticsの大会レポートによると、タンベリの2m37はこの大会の世界最高記録(WL)として記録されました。東京2025の優勝記録2m36を1センチ上回る結果であり、2026年の男子走り高跳びの動向を把握するうえで重要な数字です。
ただし、アルティメット選手権は世界陸上選手権とは別の大会です。東京2025の屋外世界選手権の結果を調べている場合は、カーの2m36を優勝記録として扱い、2026年のアルティメット選手権のタンベリ2m37とは分けて整理する必要があります。
出典:World Athleticsの2026年世界室内選手権およびアルティメット選手権の公式リザルト。
【世界陸上走り高跳び男子結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:世界陸上2025東京の男子走り高跳びで優勝した選手は誰ですか?
A1:ニュージーランドのハミッシュ・カーです。2025年9月16日の決勝で2m36をクリアし、金メダルを獲得しました。
Q2:ウ・サンヒョクの東京2025の結果は何位ですか?
A2:韓国のウ・サンヒョクは2m34を記録して2位となり、銀メダルを獲得しました。
Q3:赤松諒一と瀬古優斗の決勝記録は何メートルですか?
A3:赤松諒一は2m24で8位、瀬古優斗は2m20で10位でした。2人とも予選で2m25をクリアし、決勝に進出しています。
Q4:男子走り高跳びの予選通過記録は2m30ですか?
A4:東京2025では自動通過標準記録が2m30でした。ただし、標準記録に届かなくても上位12人に入れば決勝に進める方式で、実際には2m25を跳んだ選手たちも決勝に進出しました。
Q5:2026年の男子走り高跳びの最新の主要大会では誰が優勝しましたか?
A5:2026年世界室内選手権ではオレ・ドロシュチュクが2m30で優勝しました。また、2026年9月のワールドアスレティックス・アルティメット選手権ではジャンマルコ・タンベリが2m37で優勝しています。両大会は別の大会です。
まとめ:東京2025の結果と2026年の最新記録を正しく比較する
世界陸上2025東京の男子走り高跳びは、ハミッシュ・カーが2m36で優勝し、ウ・サンヒョクが2m34で銀メダル、ヤン・シュテフェラが2m31で銅メダルという結果になりました。日本代表は赤松諒一が2m24で8位、瀬古優斗が2m20で10位。両選手が予選を突破して決勝に進んだことも、東京大会の日本勢の成績を整理するうえで欠かせません。
記録を比較する際は、予選と決勝の記録、最高到達高と最終順位、屋外の世界選手権と室内大会・別形式の国際大会をそれぞれ区別することが大切です。2026年は世界室内選手権でドロシュチュク、アルティメット選手権でタンベリが優勝しており、東京2025の結果と合わせて見ることで、男子走り高跳びの世界トップ層の動きをより立体的に把握できます。
今後の大会結果を確認するときも、World Athleticsの公式リザルトで選手名、記録、順位、開催大会をセットで確認することが、正確に成績を比較するための基本です。 (出典: 世界 陸上 走り高跳び 男子 結果(Yahoo!ニュース))