ローマ対フェイエノールトは、UEFAヨーロッパリーグやUEFAヨーロッパカンファレンスリーグで幾度も激闘を繰り広げてきた欧州サッカーの注目カードだ。2022年のカンファレンスリーグ決勝、2023年のヨーロッパリーグ準々決勝、2024年の決勝トーナメント進出プレーオフでは、いずれも両チームの実力が拮抗し、勝敗が決まるまで緊張感のある試合が続いた。
2026年10月27日時点で、両チームの公式大会における過去の対戦を集計すると、ローマは7試合で3勝3分け1敗と優勢だ。ただし、ヨーロッパリーグだけに限定した対戦成績は2勝3分け1敗となる。2024年2月の対戦以降、直接対決は行われておらず、2026-27シーズンのチャンピオンズリーグのリーグフェーズにも両チームの対戦は組まれていない。歴代スコア、直近の公式戦結果、現在の戦績、次回対戦の見通しを順番に整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 対戦成績:欧州大会の公式戦全7試合ではローマが3勝3分け1敗、総得点は10対6でリードしている。
- 歴史的な試合:2022年の決勝はローマが1-0で勝利。2023年は準々決勝で逆転し、2024年はPK戦を4-2で制した。
- 2026年最新情報:最後の直接対決は2024年2月22日。2026-27シーズンのリーグフェーズでは対戦予定がなく、次回の日程やスタメンは未定だ。
【結論】ローマ対フェイエノールトの通算成績はローマが優勢
UEFA公式サイトの対戦記録を基に整理すると、両チームの欧州大会における公式戦は、ローマの3勝3分け1敗。得点数もローマの10点に対してフェイエノールトは6点で、ローマが勝利数と総得点の両方で上回っている。
ただし、この数字を読む際には大会の範囲に注意したい。UEFAヨーロッパリーグの対戦記録に限定すると、2015年、2023年、2024年の計6試合でローマが2勝3分け1敗、総得点9対6となる。2022年のカンファレンスリーグ決勝を加えると、全7試合で3勝3分け1敗、10対6という集計になる。
2024年のプレーオフ第2戦は、延長戦を終えても1-1だったため、試合結果だけを見れば引き分けだ。一方、PK戦ではローマが4-2で勝ち抜いている。したがって、試合終了時点のスコアと、トーナメントでの勝ち上がり結果は分けて考える必要がある。
ローマが優位に立っている最大の理由は、単純な勝利数だけではない。2022年の一発勝負の決勝、2023年のホームでの逆転劇、2024年のPK戦という、異なる状況で結果を残してきた点にある。もっとも、7試合というサンプルは限られており、過去の成績だけで次回対戦の勝者を断定することはできない。
【歴代スコア一覧】2015年から2024年までの公式戦7試合を比較
ローマ対フェイエノールトの過去の対戦は、2015年のヨーロッパリーグから始まり、2022年のカンファレンスリーグ決勝、2023年と2024年のヨーロッパリーグへと続いた。以下は、UEFAの試合記録に基づく全7試合の一覧だ。
| 開催日 | 大会・ラウンド | 試合結果 | 勝敗のポイント |
|---|---|---|---|
| 2015年2月19日 | ヨーロッパリーグ・ラウンド32第1戦 | ローマ 1-1 フェイエノールト | ローマのホームで引き分け |
| 2015年2月26日 | ヨーロッパリーグ・ラウンド32第2戦 | フェイエノールト 1-2 ローマ | ローマが2戦合計3-2で突破 |
| 2022年5月25日 | カンファレンスリーグ決勝 | ローマ 1-0 フェイエノールト | ニコロ・ザニオーロの得点でローマが優勝 |
| 2023年4月13日 | ヨーロッパリーグ準々決勝第1戦 | フェイエノールト 1-0 ローマ | フェイエノールトが先勝 |
| 2023年4月20日 | ヨーロッパリーグ準々決勝第2戦 | ローマ 4-1 フェイエノールト | 延長戦でローマが逆転突破 |
| 2024年2月15日 | ヨーロッパリーグ決勝トーナメント進出プレーオフ第1戦 | フェイエノールト 1-1 ローマ | 勝負は第2戦へ持ち越し |
| 2024年2月22日 | ヨーロッパリーグ決勝トーナメント進出プレーオフ第2戦 | ローマ 1-1 フェイエノールト | 2戦合計2-2、PK戦4-2でローマが突破 |
この一覧から分かるのは、両チームの対戦では一方が圧倒し続ける展開よりも、接戦の末に勝ち抜けが決まる試合が多いことだ。全7試合のうち3試合が引き分けで、2024年は2試合とも1-1だった。
また、ローマは2015年のラウンド32、2022年の決勝、2023年の準々決勝、2024年のプレーオフで、それぞれ異なる形で勝ち上がっている。特に2023年と2024年は、敗退の危機を乗り越えて次のラウンドへ進んだ試合として記憶されている。
【2022年決勝】ローマが1-0で制したカンファレンスリーグ初代決勝
両チームの対戦史を語るうえで欠かせないのが、2022年5月25日にアルバニアのティラナで開催されたUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ決勝だ。ジョゼ・モウリーニョ監督が率いるローマと、アルネ・スロット監督のフェイエノールトが、同大会の初代王者の座を懸けて対戦した。
決勝の均衡を破ったのは、ローマのニコロ・ザニオーロだった。前半32分、ジャンルカ・マンチーニからのパスを受けたザニオーロがゴールを決め、ローマが先制。その1点を守り切り、試合はローマの1-0で終了した。
UEFA公式の試合記録によると、シュート数はローマの8本に対してフェイエノールトが12本、枠内シュートはローマが3本、フェイエノールトが5本だった。攻撃回数ではフェイエノールトが上回ったものの、得点につながる場面を生かしたローマがタイトルを手にした。
この勝利はローマにとって、主要なUEFAクラブ大会で初めて手にしたタイトルという意味も持っていた。モウリーニョ監督にとっても重要な実績となり、ローマの欧州大会における競争力を印象づける一戦になった。
フェイエノールトにとっては、攻撃で一定のチャンスをつくりながら無得点に終わった悔しい決勝だった。一方のローマは、決定機を確実に得点へ結びつけ、リードを守る試合運びで勝利した。この試合は、その後の2023年、2024年の対戦を理解するうえでも重要な基準になる。
【2023・2024年のヨーロッパリーグ】逆転劇とPK戦で示したローマの勝負強さ
2023年4月の準々決勝では、フェイエノールトが第1戦を1-0で制した。ローマは第2戦で勝利しなければ敗退する状況に追い込まれたが、4月20日のホームゲームで4-1と勝利。2戦合計4-2で準決勝進出を決めた。
第2戦では、レオナルド・スピナッツォーラが60分に得点してローマが追いついたものの、80分にはサンティアゴ・ヒメネスのヘディングシュートでフェイエノールトが再びリードを奪った。ローマは敗退が迫るなか、89分に途中出場のパウロ・ディバラがゴールを決めて延長戦へ持ち込んだ。
延長戦ではステファン・エル・シャーラウィが101分、ロレンツォ・ペッレグリーニが109分に得点。ローマが2点を追加し、逆転で勝ち抜けを決めた。UEFAの試合レポートでも、ディバラの終盤の同点弾と延長戦での追加点が、試合の大きな転換点として記録されている。
2024年2月の決勝トーナメント進出プレーオフでも、両チームの力は拮抗した。第1戦はフェイエノールトのホームで1-1。イゴール・パイシャオンが前半アディショナルタイムに先制し、ローマは67分にロメル・ルカクが同点ゴールを挙げた。
続く2月22日の第2戦では、フェイエノールトが5分にヒメネスの得点で先行したが、ローマは15分にペッレグリーニが同点弾を決めた。その後は延長戦でも決着がつかず、2戦合計2-2でPK戦に突入。ローマが4-2で勝利し、次のラウンドへ進んだ。
当時のスタメンを見ると、ローマはGKマイル・スヴィラル、ガブリエル・マンチーニ、レアンドロ・パレデス、ペッレグリーニ、ディバラ、ルカクらを起用。フェイエノールトはGKティモン・ウェレンロイター、ダヴィド・ハンツコ、クインテン・ティンバー、カルヴィン・ステングス、パイシャオン、ヒメネスらを先発に並べた。これは2024年当時のメンバーであり、2026年の現行メンバーや次回対戦の予想スタメンを示すものではない。
2023年は終盤の得点から延長戦で逆転し、2024年はPK戦で決着をつけた。両試合に共通するのは、ローマが苦しい状況でも勝ち抜けの可能性を残し、最後まで試合を終わらせなかった点だ。ただし、これをローマが常に優位に立てるという意味に捉えるのは早計で、フェイエノールトも2023年の第1戦で勝利するなど、十分な競争力を示している。
【2026年最新】現在の戦績・試合日程・スタメン・放送配信
2026年10月27日時点で、ローマ対フェイエノールトの最新の直接対決は、2024年2月22日のヨーロッパリーグ決勝トーナメント進出プレーオフ第2戦だ。以降、両チームが公式戦で対戦した記録はなく、2026-27シーズンのチャンピオンズリーグのリーグフェーズにも直接対決は組まれていない。
両チームは2026-27シーズン、いずれもチャンピオンズリーグに参加している。UEFA公式の試合日程では、ローマは9月10日にフェネルバフチェと1-1で引き分け、10月14日にレアル・マドリードに3-4で敗れた後、10月20日にスロバン・ブラチスラバを4-0で下した。
フェイエノールトは9月9日にバルセロナに1-5で敗れ、10月14日はコモに3-2で勝利。直近の欧州大会では、10月21日にレアル・ベティスに0-1で敗れている。これらは各チームの直近の大会成績を把握する材料になるが、対戦相手や試合条件が異なるため、そのまま両チームの優劣を示す数字ではない。
試合日程:2026-27シーズンのリーグフェーズで両チームの対戦予定はなく、現時点で直接対決の日付やキックオフ時刻は発表されていない。今後、決勝トーナメントで対戦する可能性はあるものの、組み合わせが決まるまでは試合日程を確定情報として扱えない。
スタメン・試合予想:次回の試合が未設定のため、2026年の対戦用スタメンや確定的な試合予想は出せない。予想を立てる際は、過去の対戦成績だけでなく、直近の公式戦、選手の出場状況、負傷者、累積警告、日程間隔、開催地を確認する必要がある。2024年の先発メンバーを、そのまま現在の予想メンバーとして掲載するのは適切ではない。
放送・配信:UEFAの日本向けチャンピオンズリーグ放送パートナー一覧にはWOWOW、Lemino、U-NEXTが掲載されており、LeminoとU-NEXTにはハイライト権を示す注記が付いている。実際にローマ対フェイエノールトが組まれた場合は、開催大会と試合ごとの放送予定を確認したい。過去のヨーロッパリーグの配信実績だけで、将来のチャンピオンズリーグの中継先を決めつけることはできない。
【プロの結論】勝敗比較で見落とせない3つの判断基準
ローマ対フェイエノールトを分析するなら、勝利数だけでなく、試合の流れと大会条件を合わせて見ることが重要だ。過去の7試合から読み取れるポイントは、大きく3つある。
1. 通算成績と大会別成績を混同しない。全7試合ではローマが3勝3分け1敗だが、ヨーロッパリーグだけなら2勝3分け1敗となる。2022年の決勝はカンファレンスリーグで行われたため、ヨーロッパリーグの対戦記録だけを参照すると、ローマのタイトル獲得試合が集計から外れる。
2. 90分間の結果と勝ち抜け結果を分ける。2024年は2試合とも1-1で、延長戦終了後も合計スコアは2-2だった。それでも、PK戦でローマが勝ち抜けている。トーナメントでは、試合のスコアだけでなく、延長戦やPK戦を含む最終的な進出チームまで追わなければ、実際の結果を正確に把握できない。
3. 過去の実績と現在のチーム状況を切り分ける。ローマは2023年に延長戦で逆転し、2024年にはPK戦を制した。一方、フェイエノールトも2023年の第1戦で勝利し、2024年の両試合で接戦を演じている。歴史的な対戦成績は両チームの相性を考える手掛かりになるが、次の試合を予測するには、現在の選手構成と直近の戦績を優先して確認したい。
この3点を踏まえると、現時点ではローマが歴代の公式戦で優勢という評価が妥当だ。ただし、両チームの差は一方的なものではない。次回対戦の予測では、ローマの勝ち抜け実績に加え、フェイエノールトが先制した場合の展開や、ホーム・アウェーの条件まで考慮する必要がある。
【ローマ対フェイエノールト】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ローマ対フェイエノールトの通算対戦成績は?
A1:欧州大会の公式戦全7試合では、ローマが3勝3分け1敗で優勢だ。総得点はローマ10点、フェイエノールト6点。ヨーロッパリーグだけに限定すると、ローマ2勝3分け1敗となる。
Q2:ローマ対フェイエノールトの直近の試合結果は?
A2:2024年2月22日のヨーロッパリーグ決勝トーナメント進出プレーオフ第2戦で、ローマがホームで1-1と引き分けた。2戦合計2-2からPK戦に進み、ローマが4-2で勝ち抜けている。
Q3:2026年のローマ対フェイエノールトはいつ開催される?
A3:2026年10月27日時点では、2026-27シーズンのチャンピオンズリーグのリーグフェーズに直接対決は組まれておらず、次回の試合日程は未定だ。今後の決勝トーナメントで対戦する可能性はあるため、公式日程の更新を確認したい。
まとめ:次回対戦は日程確定後に最新メンバーと大会条件を確認
ローマ対フェイエノールトの歴代スコアを振り返ると、公式戦全7試合でローマが3勝3分け1敗、総得点10対6とリードしている。2022年のカンファレンスリーグ決勝ではザニオーロの得点で1-0の勝利を収め、2023年のヨーロッパリーグ準々決勝では4-1で逆転。2024年のプレーオフでもPK戦を4-2で制した。
一方、フェイエノールトも2023年の第1戦で勝利するなど、ローマに対して簡単には譲らない戦いを続けてきた。過去の対戦成績だけで次回の勝敗を決めつけるのではなく、直近の公式戦結果、選手の状態、開催地、大会方式を合わせて分析することが大切だ。
2026年10月27日現在、両チームの直接対決は予定されていない。次回の試合が正式に決まった際には、最新のスタメン、放送・配信情報、直近の戦績を照合することで、歴代の名勝負と現在の実力をより正確に比較できる。 (出典: ローマ 対 フェイエノールト(Yahoo!ニュース))