阿部慎之助のホームランは通算何本なのか。読売ジャイアンツの正捕手として長年チームを支えた阿部慎之助氏は、2001年から2019年までのプロ19年間で、通算406本塁打、1285打点を記録した強打者です。NPB(日本野球機構)の公式記録では、通算本塁打の歴代ランキングでも上位に名を連ねています。
なかでも際立つのが、2010年に記録した自己最多の44本塁打です。一方、2012年には打率.340、27本塁打、104打点をマークし、首位打者、打点王、最高出塁率のタイトルを獲得。ホームランの数だけでは測れない打撃力も証明しました。2026年の最新情報を踏まえ、年度別本塁打成績、巨人歴代ランキング、捕手としての実績、現在の動向まで整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 通算本塁打:NPB公式記録は406本、通算打点は1285打点。
- 自己最多本塁打:2010年に44本を記録。2012年は打率.340、104打点でリーグMVPにも輝いた。
- 歴代順位と現在:巨人の在籍中の通算本塁打は歴代3位。2026年は監督辞任後の球団復帰をめぐる報道も出ている。
【阿部慎之助のホームランは通算何本?NPB公式記録は406本】
阿部慎之助の通算ホームラン数は406本です。NPB公式サイトの個人年度別成績では、2001年から2019年までの通算成績として、2282試合出場、2132安打、406本塁打、1285打点が記録されています。
通算打率は.284、長打率は.495。単に本塁打を量産しただけでなく、19年間にわたって安打と長打を積み重ね、打線の中心を担ったことが数字から読み取れます。
また、406本という数字は、特定のシーズンだけの活躍によって生まれたものではありません。プロ入り初年度の2001年に13本塁打を放ち、2004年には33本、2007年にも33本を記録。2009年から2010年にかけては32本、44本と、長距離打者としての存在感をさらに高めました。
2019年に現役を引退するまで、阿部氏は巨人一筋でプレーしました。NPB公式記録に残る406本塁打は、捕手という守備負担の大きいポジションを主戦場としながら、長期間にわたって打撃成績を積み上げた実績を示しています。
【年度別本塁打成績】2001年から2019年までの全記録
阿部慎之助の年度別本塁打成績を確認すると、キャリア初期から中軸打者として成長し、2000年代後半から2010年代前半にかけて長打力のピークを迎えたことが分かります。
以下は、NPB公式サイトの個人年度別成績をもとに整理した一覧です。本塁打数だけでなく、出場試合数、打点、打率も併記しました。
| 年度 | 試合 | 本塁打 | 打点 | 打率 |
|---|---|---|---|---|
| 2001年 | 127 | 13 | 44 | .225 |
| 2002年 | 127 | 18 | 73 | .298 |
| 2003年 | 94 | 15 | 51 | .303 |
| 2004年 | 108 | 33 | 78 | .301 |
| 2005年 | 130 | 26 | 86 | .300 |
| 2006年 | 129 | 10 | 56 | .294 |
| 2007年 | 140 | 33 | 101 | .275 |
| 2008年 | 125 | 24 | 67 | .271 |
| 2009年 | 123 | 32 | 76 | .293 |
| 2010年 | 140 | 44 | 92 | .281 |
| 2011年 | 114 | 20 | 61 | .292 |
| 2012年 | 138 | 27 | 104 | .340 |
| 2013年 | 135 | 32 | 91 | .296 |
| 2014年 | 131 | 19 | 57 | .248 |
| 2015年 | 111 | 15 | 47 | .242 |
| 2016年 | 91 | 12 | 52 | .310 |
| 2017年 | 129 | 15 | 76 | .262 |
| 2018年 | 95 | 11 | 46 | .247 |
| 2019年 | 95 | 7 | 27 | .297 |
| 通算 | 2282 | 406 | 1285 | .284 |
出典:NPB(日本野球機構)「阿部慎之助 個人年度別成績」。打率はNPB公式記録の表記に準拠。
この一覧で注目したいのは、年間30本塁打以上を複数回記録している点です。2004年の33本、2007年の33本、2009年の32本、2010年の44本、2013年の32本と、長打力を継続して発揮したシーズンが並びます。
一方、2016年には91試合の出場で12本塁打、打率.310を記録。2017年も15本塁打、76打点を挙げています。キャリア後半は出場試合数や本塁打数に変化が見られますが、打率や打点も合わせて見ることで、ホームラン数だけでは捉えきれない打者としての貢献を評価できます。
【2010年44本塁打がキャリアハイ】2012年の打撃成績も圧巻
阿部慎之助のホームラン集を振り返るうえで、まず外せないのが2010年です。140試合に出場し、498打数140安打、44本塁打、92打点を記録。長打率は.608に達しました。44本は自身のプロ生活で最多の本塁打数です。
2009年にも32本塁打を記録しており、2010年は一時的に長打力が開花しただけのシーズンではありません。前年から続く好成績をさらに伸ばし、40本の大台を突破した年でした。
ただし、阿部氏のキャリアハイを「ホームラン数」だけで判断するのは早計です。打撃全体の完成度という観点では、2012年も特筆すべきシーズンです。
2012年の成績は、打率.340、27本塁打、104打点。長打率は.565、出塁率は.429でした。NPB公式記録と日本プロ野球名球会のプロフィールによると、阿部氏はこの年、首位打者、打点王、最高出塁率のタイトルを獲得し、セ・リーグ最優秀選手にも選ばれています。
2010年は44本塁打という圧倒的な長打力が際立つ年、2012年は高打率と勝負強さを兼ね備えた年、と整理すると分かりやすいでしょう。ホームランの量を評価するなら2010年、打者としての総合力を評価するなら2012年も重要な比較対象になります。
なお、2012年の27本塁打は自己最多ではありません。それでも104打点を挙げた事実は、本塁打数だけで打線への貢献度を判断できないことを示しています。
【巨人歴代本塁打ランキング】阿部慎之助は球団史上3位
阿部慎之助の通算406本塁打は、NPB全体の通算本塁打ランキングでも高く評価されています。NPB公式の歴代最高記録では、2026年シーズン終了時点の通算本塁打ランキングで18位に位置しています。
上位には王貞治氏の868本、野村克也氏の657本、門田博光氏の567本、山本浩二氏の536本など、球史を代表する強打者が並びます。阿部氏の406本は、400本を超える長距離打者の仲間入りを果たした数字です。
巨人の在籍中に記録した本塁打数で比較すると、阿部氏は歴代3位です。巨人の歴代通算打者ランキングを集計する「my favorite giants」のデータでは、上位は次のようになっています。
- 1位:王貞治氏 — 868本
- 2位:長嶋茂雄氏 — 444本
- 3位:阿部慎之助氏 — 406本
- 4位:原辰徳氏 — 382本
- 5位:松井秀喜氏 — 332本
ここで注意したいのは、NPB全体の通算ランキングと、巨人在籍中の本塁打ランキングは別の指標だという点です。前者はプロ野球全体のキャリアを対象にし、後者は巨人に在籍していた期間の記録を集計します。
また、歴代順位は現役選手の記録更新によって変動します。阿部氏自身は2019年に現役を引退しているため通算406本という数字は変わりませんが、NPB全体のランキングでは現役選手の本塁打数が増えることで順位が変わる可能性があります。
【捕手で406本を積み上げた理由】長打力と継続性を数字から分析
阿部慎之助のホームランが多かった理由を考える際、重要なのは捕手というポジションと、打撃成績の両方を見ることです。捕手は投手との連係、配球の組み立て、守備時の負担など、打撃以外にも多くの役割を担います。そのポジションを主戦場にしながら、通算2282試合に出場して406本塁打を記録した点に、阿部氏の実績の大きさがあります。
第一の特徴は、長打力を長期間維持したことです。通算長打率は.495で、通算二塁打も355本を記録しています。ホームランだけに偏った打者ではなく、二塁打を含む長打全般で得点機会を広げてきました。
第二の特徴は、打点を稼ぐ力です。通算打点は1285。2007年には33本塁打、101打点、2012年には27本塁打、104打点を記録しました。2010年の44本塁打だけでなく、100打点以上を記録したシーズンが複数あることからも、得点に直結する打撃を継続していたことが分かります。
第三の特徴は、打撃成績の幅です。2010年には長打率.608を記録し、2012年には打率.340をマークしました。長打を狙う能力と高い打率を残す能力の両方があり、相手投手にとって対応しにくい打者だったことが、年度別成績から読み取れます。
ただし、「捕手の通算本塁打記録」という観点では、阿部氏がプロ野球史上最多というわけではありません。野球殿堂博物館の野村克也氏の紹介によると、野村氏は通算657本塁打を記録し、捕手として650本塁打を放っています。捕手としての本塁打記録を比較する場合は、選手の通算本塁打と、実際に捕手として出場した試合での本塁打を区別することも大切です。
阿部氏の価値は、捕手の歴代最多記録を持つことではなく、巨人の主力捕手として長期間出場しながら、打撃でも球団史に残る成績を築いた点にあります。
【阿部慎之助の2026年最新プロフィール】現在は監督ではなく前監督
阿部慎之助氏は1979年3月20日生まれ、2026年10月時点で47歳です。安田学園高校、中央大学を経て、2000年のドラフト1位で巨人に入団。2001年から2019年まで現役選手としてプレーし、引退後は二軍監督やコーチを経て、2024年に一軍監督へ就任しました。
監督としては2024年にセ・リーグ優勝を経験しています。一方、2026年5月26日には監督を辞任し、橋上秀樹オフェンスチーフコーチが監督代行を務める体制へ移りました。共同通信などの報道によると、阿部氏は前日に暴行容疑で現行犯逮捕され、翌未明に釈放された後、辞任を申し入れています。
その後、東京地検は2026年6月15日、阿部氏を起訴猶予による不起訴処分としました。不起訴は刑事裁判で有罪判決を受けたことを意味しませんが、監督辞任という球団人事上の経緯とは分けて理解する必要があります。
さらに、2026年10月12日には、日刊スポーツやデイリースポーツが、巨人が阿部前監督に球団復帰を要請した、または復帰に向けて調整していると報じました。報道では編成部門などの役職が候補として挙げられていますが、具体的な役職や就任日については、球団からの正式発表と報道段階の情報を区別して確認する必要があります。
したがって、2026年10月27日時点で阿部氏を「巨人の現監督」と紹介するのは正確ではありません。現時点では前監督であり、球団復帰については報道が出ている段階です。今後の動向を追う場合は、巨人の公式発表と、報道各社が伝える人事情報を分けて確認するのが適切です。
【ホームラン阿部慎之助】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:阿部慎之助の通算ホームラン数は何本ですか?
A1:NPB公式記録では406本です。2001年から2019年までのプロ19年間で記録し、通算打点は1285、通算打率は.284でした。
Q2:阿部慎之助が1シーズンで最も多くホームランを打ったのは何年ですか?
A2:2010年です。140試合に出場して44本塁打、92打点、打率.281、長打率.608を記録しました。44本は本人の年度別成績における最多記録です。
Q3:阿部慎之助は巨人歴代本塁打ランキングで何位ですか?
A3:巨人在籍中の通算本塁打数では歴代3位です。王貞治氏の868本、長嶋茂雄氏の444本に続き、阿部氏は406本を記録しています。NPB全体の通算本塁打ランキングでは、2026年シーズン終了時点で18位です。
Q4:阿部慎之助は捕手として歴代最多のホームランを記録していますか?
A4:捕手の本塁打記録を比較する際には注意が必要です。野球殿堂博物館によると、野村克也氏は通算657本塁打を記録し、捕手として650本を放っています。阿部氏の406本は通算成績であり、捕手としての出場時だけを集計した数字とは区別する必要があります。
Q5:阿部慎之助は2026年現在、巨人の監督ですか?
A5:いいえ。阿部氏は2026年5月26日に監督を辞任しています。10月には球団復帰をめぐる報道が出ましたが、報道された復帰要請や役職候補と、球団による正式発表は別のものです。
まとめ:阿部慎之助の406本塁打は数字の積み重ねが生んだ実績
阿部慎之助の通算ホームラン数は406本、通算打点は1285。NPB公式記録に残るこの数字は、2001年から2019年までの19年間、巨人の主力捕手としてプレーしながら築いた実績です。
本塁打数の自己最多は2010年の44本。一方、2012年には打率.340、27本塁打、104打点を記録し、首位打者、打点王、最高出塁率、セ・リーグMVPを獲得しました。長打力と打撃全体の完成度という異なる視点から見ることで、阿部氏の強打者としての特徴がより明確になります。
巨人の在籍中の通算本塁打ランキングでは歴代3位、NPB全体では2026年シーズン終了時点で18位。捕手としての打撃力を評価する際には、野村克也氏らの記録と比較しつつ、ポジション別の数字と通算成績を混同しないことが大切です。
また、2026年の阿部氏は監督辞任後の立場にあり、球団復帰をめぐる報道も続いています。現役時代の記録を調べるときはNPB公式の年度別成績を、現在の動向を確認するときは球団の正式発表と最新報道を使い分けると、数字とニュースの両面から阿部慎之助という人物を正確に理解できます。 (出典: ホームラン 阿部 慎之 助(Yahoo!ニュース))