2026年の読売ジャイアンツで選手会長を務めているのは、内野手の吉川尚輝です。2025年まで2年間にわたって選手会長を務めた大城卓三から役職を引き継ぎ、長嶋茂雄、王貞治、松井秀喜、菅野智之らが名を連ねる巨人の歴代選手会長の系譜に加わりました。
一方、2026年の巨人では岸田行倫が新キャプテンに就任しています。選手会長とキャプテンは、どちらもチームを支えるリーダー的な立場ですが、役割や活動の重点は同じではありません。吉川が選手会長に選ばれた経緯、歴代会長の一覧、菅野や大城から受け継いだもの、そして就任初年度の成績と今後の注目点を整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 現選手会長:2026年は吉川尚輝。2025年まで務めた大城卓三から引き継いだ。
- 歴代の系譜:初代は長嶋茂雄。王貞治、原辰徳、松井秀喜、菅野智之らも歴任している。
- キャプテンとの違い:選手会長は選手の意見集約や選手会活動、キャプテンはチーム内の結束や日々のコミュニケーションが主な役割となる。
【2026年最新】巨人の選手会長は吉川尚輝!大城卓三から引き継いだ経緯
2026年の巨人選手会長は、背番号2の内野手・吉川尚輝です。2025年11月28日に新選手会長への就任が明らかになり、同年12月の契約更改時にも、翌シーズンから選手会長を務めることを前提にした意気込みを語っています。
前任の大城卓三は2024年から2025年まで2年間、選手会長を担当しました。スポニチの2025年11月29日付報道によると、大城は吉川を後任に指名した理由について、チームを引っ張る存在の一人だと評価し、役職を託したと説明しています。大城自身も、交代後は立場を変えて吉川を支えていく考えを示しました。
今回の交代で注目されるのは、選手会長という役職が、単に年齢や在籍年数だけで決まるものではないという点です。吉川は二塁守備を中心にチームを支えてきた内野手で、2024年には143試合すべてに出場。安定したプレーに加え、若手選手が増えるチームの中で周囲に目を配る役割も期待されています。
吉川は2025年12月の契約更改時、選手会長としての抱負を「プレーはもちろん、チームのことをしっかり考えながら来年はしっかりやっていきたい」と語りました。個人成績だけでなく、チーム全体を意識する姿勢が新体制の出発点になっています。
なお、「巨人の選手会長」と「日本プロ野球選手会の会長」は別の役職です。日本プロ野球選手会の公式サイトでは、2026年の読売ジャイアンツ選手会長として吉川の名前が掲載されています。一方、12球団を横断する労働組合・日本プロ野球選手会の会長は、ソフトバンクの近藤健介です。この違いを押さえると、ニュースに登場する「選手会長」の意味を正しく理解できます。
【歴代一覧】長嶋茂雄から吉川尚輝まで、巨人選手会長22人の変遷
巨人の選手会長は、1971年に就任した長嶋茂雄を初代として、2026年の吉川尚輝まで22人が務めてきました。王貞治、柴田勲、堀内恒夫、中畑清、原辰徳、高橋由伸、阿部慎之助、菅野智之など、球団を代表する選手が歴代の顔ぶれに並びます。
以下は、巨人の歴代選手会長と在任期間をまとめた一覧です。年は巨人の選手会長としての在任期間を示しており、日本プロ野球選手会全体の歴代会長とは区別しています。
| 代 | 選手会長 | 在任期間 |
|---|---|---|
| 初代 | 長嶋茂雄 | 1971~1972年 |
| 2代 | 王貞治 | 1973~1974年 |
| 3代 | 柴田勲 | 1975~1976年 |
| 4代 | 堀内恒夫 | 1977~1978年 |
| 5代 | 高田繁 | 1979~1980年 |
| 6代 | 吉田孝司 | 1981~1982年 |
| 7代 | 中畑清 | 1983~1986年 |
| 8代 | 原辰徳 | 1987~1989年 |
| 9代 | 岡崎郁 | 1990~1993年 |
| 10代 | 吉村禎章 | 1994~1995年 |
| 11代 | 川相昌弘 | 1996~1998年 |
| 12代 | 桑田真澄 | 1999~2000年 |
| 13代 | 松井秀喜 | 2001~2002年 |
| 14代 | 高橋由伸 | 2003~2007年 |
| 15代 | 二岡智宏 | 2008年 |
| 16代 | 阿部慎之助 | 2009年 |
| 17代 | 内海哲也 | 2010~2013年 |
| 18代 | 村田修一 | 2014~2015年 |
| 19代 | 長野久義 | 2016~2017年 |
| 20代 | 菅野智之 | 2018~2023年 |
| 21代 | 大城卓三 | 2024~2025年 |
| 22代 | 吉川尚輝 | 2026年~ |
歴代一覧を眺めると、在任期間には1年から6年まで幅があります。中畑清は4年間、高橋由伸は5年間、菅野智之は2018年から2023年までの6年間にわたって務めました。役職の継続年数は一律ではなく、チーム事情や選手の立場によって変わってきたことが分かります。
また、歴代選手会長の顔ぶれは、特定のポジションに固定されていません。内野手、外野手、捕手、投手と幅広いポジションの選手が担当してきました。役職の本質は、守備位置や打順ではなく、選手同士の意見をまとめ、チームの一員として代表的な役割を担う点にあります。
【初代・長嶋茂雄から菅野智之まで】歴代会長が示す巨人のリーダー像
巨人の歴代選手会長を振り返るうえで、まず名前が挙がるのが初代の長嶋茂雄です。1971年に就任し、1972年まで2年間務めました。その後を継いだ王貞治も1973年から1974年まで選手会長を担当しています。巨人を代表する打者が続けて就任したことは、歴代選手会長の系譜を象徴する出発点です。
1970年代後半には堀内恒夫、高田繁、吉田孝司が続き、1983年からは中畑清が4年間担当しました。1980年代後半には原辰徳、1990年代には岡崎郁や吉村禎章、川相昌弘、桑田真澄が名を連ねます。時代ごとにチームの顔が交代しながら、選手会長という役職が受け継がれてきました。
2000年代以降は、松井秀喜、高橋由伸、阿部慎之助、内海哲也、村田修一、長野久義といった選手が担当しました。とりわけ高橋由伸は2003年から2007年まで5年間務め、内海哲也は2010年から2013年まで4年間、選手会長としてチームを支えています。
近年の系譜で大きな存在感を示したのが菅野智之です。2018年から2023年まで6年間にわたって選手会長を務め、長い期間にわたりチームの代表的な立場を担いました。その後、2024年に大城卓三が就任し、2026年から吉川尚輝へとバトンが渡っています。
歴代の顔ぶれから読み取れるのは、選手会長が単なる知名度やスター性だけで選ばれる役職ではないということです。選手の立場を代表し、チーム内の意思疎通を支える役割には、プレー面での信頼に加え、周囲との関係を築く力や責任感も求められます。吉川への交代も、こうした役職の性格を踏まえて見る必要があります。
【仕事内容を解説】巨人の選手会長は何をする役職なのか
選手会長の仕事を理解するには、選手会が何のために存在するのかを知ることが重要です。巨人の選手会長は、巨人に所属する選手たちの代表的な立場として、選手同士の意見をまとめたり、選手会の活動や方針を共有したりする役割を担います。
日本プロ野球選手会の公式説明によると、選手会には労働組合と一般社団法人という2つの形態があります。労働組合は球団との待遇改善交渉などを担い、一般社団法人は野球教室やチャリティー活動など、野球界の発展につながる公益的な活動を行っています。
ただし、巨人の選手会長に就任したからといって、日本プロ野球選手会全体の交渉を単独で取り仕切るわけではありません。球団ごとの選手会と、12球団を横断する組織は別です。巨人の選手会長は、自球団の選手の意見を集約する立場であると同時に、必要に応じて選手会の組織活動につながる役割を担います。
実際の仕事内容は、試合での采配や選手起用を決めることではありません。監督やコーチが担う競技上の判断とは異なり、選手間の意思疎通、環境面の課題の共有、チーム内での意見調整などが活動の中心になります。役職の性質上、目立つ場面ばかりではありませんが、選手が安心してプレーできる環境を支えるための役割です。
選手会長は、球団の方針をそのまま選手に伝えるだけの役職でもありません。選手側の意見を集め、共通する課題を整理し、必要な場面で代表して伝えることが大切です。個人の成績とは別のところで、チーム全体を支える責任が生じます。
【岸田行倫がキャプテン】選手会長とキャプテンの違いを比較
2026年の巨人では、吉川尚輝が選手会長を務める一方、岸田行倫がキャプテンに就任しました。岸田の新キャプテン就任は球団の公式コンテンツでも紹介されており、同年1月にはチームの代表として宮崎神宮を参拝した様子も報じられています。
選手会長とキャプテンは、どちらも選手をまとめる立場ですが、役割の重点は異なります。選手会長は選手会活動や選手側の意見集約に軸足を置き、キャプテンは日々の練習や試合におけるコミュニケーション、チーム内の結束、若手選手への目配りなどを担うことが一般的です。
2026年7月に公開された岸田のインタビューでは、プロ野球の主将は高校野球のように何でも仕切る存在ではなく、選手一人ひとりが自覚を持ってプレーする中で、困っている選手に目を配ったり、若手が萎縮せずプレーできるように声をかけたりする役割があると説明されています。
この説明を踏まえると、吉川と岸田は同じ仕事を二人で分担しているというより、異なる角度からチームを支える関係と考えられます。選手会長が選手側の意見や組織活動を支え、キャプテンが日常のチーム運営やコミュニケーションを支えることで、それぞれの役割を果たすことが期待されます。
もっとも、選手会長とキャプテンの具体的な仕事は、球団やその年のチーム事情によっても変わります。肩書きだけで優劣を判断するのではなく、どのような場面で誰がチームを支えているのかを見ることが、二つの役職を理解するポイントです。
【就任後の注目点】吉川尚輝の2026年シーズンとチームへの影響
吉川の選手会長就任初年度は、本人にとってコンディションを立て直す重要なシーズンでもありました。2025年シーズン終了後に両股関節の手術を受け、2026年はリハビリからのスタートとなったためです。日刊スポーツの2026年10月12日付報道によると、4月に1軍復帰を果たしたものの、打撃不振による再調整や左太もも裏の肉離れもあり、出場は52試合にとどまりました。
同報道によれば、2026年の吉川は打率.241、1本塁打でシーズンを終えました。10月11日のクライマックスシリーズ・ファーストステージ第2戦で巨人がDeNAに敗れ、チームのシーズンも終了。吉川は復帰できたことを前向きに受け止めつつ、翌年に向けて再起を誓っています。
この成績だけを見て、選手会長としての評価まで決めるのは適切ではありません。選手会長の役割は、打率や本塁打だけで測れるものではないからです。一方で、選手会長自身が万全の状態でプレーできるかどうかは、チーム内での発言力や周囲との関係にも影響し得る要素です。競技面での復調と、選手を支える立場としての働きの両方が注目されます。
吉川は2026年のシーズンを振り返る中で、若い選手が増えたことに触れ、若手が経験を積むことがチームの成長につながるとの考えを示しました。選手会長としては、自身の復調を目指すだけでなく、若手が力を発揮しやすい環境づくりや、選手同士のコミュニケーションにも目を配ることが求められます。
また、2026年は岸田がキャプテンを務める新体制でもあります。吉川と岸田がそれぞれの役割を理解し、必要な場面で連携できるかどうかは、チーム全体のまとまりを見るうえでの注目点です。役職の分担が機能しているかどうかは、単発の発言や試合結果だけでなく、シーズンを通じた選手間の意思疎通や若手の成長からも見えてきます。
【巨人選手会長】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、巨人の選手会長は誰ですか?
A1:2026年の巨人選手会長は吉川尚輝です。2025年まで務めた大城卓三から引き継ぎ、歴代22代目の選手会長となりました。
Q2:巨人の初代選手会長は誰ですか?
A2:初代は長嶋茂雄です。1971年から1972年まで務め、1973年からは王貞治が後を継ぎました。
Q3:菅野智之は何年間、巨人の選手会長を務めましたか?
A3:菅野智之は2018年から2023年までの6年間、巨人の選手会長を務めました。歴代一覧の中でも、長期にわたって担当した選手の一人です。
Q4:選手会長とキャプテンは同じ役職ですか?
A4:同じではありません。選手会長は選手会活動や選手側の意見集約を担い、キャプテンはチーム内のコミュニケーションや結束を支える役割が中心です。2026年の巨人では、吉川尚輝が選手会長、岸田行倫がキャプテンを務めています。
Q5:巨人の選手会長は日本プロ野球選手会の会長と同じですか?
A5:別の役職です。巨人の選手会長は球団単位の選手会を代表する立場で、日本プロ野球選手会の会長は12球団を横断する組織の代表です。2026年は巨人の選手会長が吉川尚輝、日本プロ野球選手会の会長が近藤健介です。
まとめ:巨人選手会長の歴史と吉川尚輝の今後に注目
2026年の巨人選手会長は吉川尚輝です。大城卓三から役職を引き継ぎ、長嶋茂雄を初代とする歴代22人の系譜に加わりました。歴代には王貞治、原辰徳、松井秀喜、菅野智之など、球団を代表する選手が名を連ねています。
選手会長の仕事は、試合で結果を残すことだけではありません。選手の意見を集約し、チーム内の意思疎通や選手会活動を支える役割も担います。2026年は岸田行倫がキャプテンを務めており、吉川との役割分担もチームのまとまりを考えるうえで重要なポイントです。
吉川にとって2026年は、股関節の手術から復帰し、選手会長としての責任も担ったシーズンとなりました。今後の注目点は、コンディションを整えて競技面で復調できるか、そして若手選手を含むチーム全体をどのように支えていくかです。歴代会長が受け継いできた役職の意味は、肩書きそのものではなく、選手たちの信頼に応え、チームの成長につなげる働きに表れます。 (出典: 巨人 選手 会長(Yahoo!ニュース))